月読宮(伊勢神宮 内宮)

こんにちは。

今回は、伊勢神宮のお参りで訪れた月読尊(つくよみのみこと・つきよみのみこと)が祀られている別宮(べつぐう)、月読宮(つきよみのみや)へお参りした時のことを残しておきたいと思います。

独特な雰囲気

ここから先は、神聖な場所ですよ。そんな雰囲気を感じる入り口でした。

伊勢神宮の公式HPにはこんな記載が。

祭神は月読尊。天照大御神の弟神で外宮の別宮 月夜見宮のご祭神と同じです。「月を読む」と記すとおり、月の満ち欠けを教え暦を司る神であることを意味します。

域外の別宮|神宮について|伊勢神宮

ご祭神の月読尊は、古事記を色々調べた中でもミステリアスで好きな神様です。

月の満ち欠けを教え、暦を司る神。

この説明している文言すら、綺麗な日本語だなと感じます。

入ってみると、そこには四つの別宮が。お参りする順番も決められていました。

右から

  • 月読荒御魂宮(つきよみあらみたまのみや):月読尊の荒御魂が祀られている
  • 月読宮(月読尊):月読尊が祀られている
  • 伊佐奈岐宮(いざなぎのみや):イザナギが祀られている
  • 伊佐奈弥宮(いざなみのみや):イザナミが祀られている


全部で四別宮あります。ただ、位置は一番右が月読宮になっていました。
きっと位置にも意味があるのでしょうね。

荒御魂とは、神様の荒々しい魂のことを言うのだそうです。
月読尊は同一人物として扱われていますが(別宮は分けられていますが)
神様によっては、荒御魂は別人格とされているケースもあるようです。

伊佐奈岐(いざなぎ)伊佐奈弥(いざなみ)は、月読尊の両親です。
イザナギが父、イザナミが母です。名前、似てますよね…


父と母と言いつつも、古事記では三貴神ともイザナギから産まれているんですよね。
それでも母はイザナミなんだなぁと思った記憶。

近くに長女の天照大神も祀られているのに、両親は月読と一緒に祀られているのか…!
個人的にはこれがちょっぴり意外で、あれこれ思いを巡らせてしまいました。

それぞれの別宮にお参りする間も
周りの木々が風に揺れる音、蒸し暑いはずなのにひんやりと冷たい風が通り抜ける空気
この月読宮が神聖な場所であることを感じました。

お伊勢さんへのお参りは本当にたくさんの神社に行ったのですが、その中でも特に記憶に残る神社でした。

月読尊を描いてみました

月読尊は天照大神(あまてらすのおおみかみ)と須佐之男命(すさのおのみこと)と姉弟で、
この三柱は「三貴神」と呼ばれています。

どの神様も日本に住んでいると何度か耳にしたことのある、知名度の高い神様では無いでしょうか。

ただ、天照大神や須佐之男命は古事記や日本書紀などの日本神話で幾度となく登場するのに、月読尊に関するエピソードはほとんどありません。

容姿に関する記述もなく(日本神話は全体的に容姿に言及しない傾向にあるようですが…)男性神か、女性神かも決まっていない説もあるようです。

そんなこともあってか、月読尊を検索してみるとさまざまな作家さんのイラストを見ることができますが、その姿は男性の時もあれば女性のときもあります。(皆さんよく調べて描かれているのですね…)

私の中では中性的な男性、というイメージだったので掴みどころのないミステリアスな雰囲気を重視してこの絵を描いてみました。
それにしても、神様を描くときというのはとにかく美しく描きたいなと思ってしまいますね。

月読宮(伊勢神宮 内宮) 御朱印

伊勢神宮の内宮内にあるということもあり、同じデザインでいたってシンプルです。
このシンプルさに歴史や伝統を感じてしまいます。

そんなこんなで、月読宮の記録でした。

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