絵本

これまで作った絵本です。随時公開予定です。

クォーターライフ・クライシス

「クォーターライフ・クライシス」は20代半ば〜30代前半くらいの人が人生について思い悩む時期のことです。
日本ではあまり知られていませんが、欧米では一般的な概念なのだとか。

今思えば私は、重度のクォーターライフ・クライシスだったと思います。
たとえば人の命を救う人、大きな夢を叶える人、
社会に貢献している人と自分を比較して
「自分は何にもできないなぁ」と落ち込み、モヤモヤした気持ちを抱えていました。

また、20代半ば〜30代前半くらいはちょうど人生の転換期ではないでしょうか。
職場では教わる立場から教える立場になったり
結婚、出産、育児などでライフステージが変わったり…
家族が高齢になり、大切な人の死を経験することもありますよね。

加えて、SNSによって他人の生活が見えるようになった昨今。

他人を羨ましく思ったり、自分だけ置いて行かれているような感覚になる人もいるのではないでしょうか。

この絵本は、私が経験してきたことをお話にしました。

ドラマチックな展開や劇的なクライマックスはありませんが
クォーターライフ・クライシスを経て、
これからの人生で大切にしたいことが見えてきたような感覚があります。

もし同じように悩んでいる方がいたら
「こんなふうに、モヤモヤにも終わりが来るんだ」
「自分だけじゃないんだ」と

友達の話を聞くような感覚で読んでもらえたら嬉しいです。